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第13巻 第8号 1980年8月 [目次] [全文 ( PDF 398KB)]
原著

胃癌とα2-AP glycoprotein

江端 俊彰, 浅石 和昭, 戸塚 守夫, 早坂 滉, 村島 義男1), 窪田 憲也2), 近藤 光2)

札幌医科大学第1外科, 札幌厚生病院消化器科1), 白石臨床検査研究所2)

 妊娠に伴う妊婦血清中に認められる特異な蛋白として,胎児由来のものは臨床的に広く応用されているが,母体側の蛋白としてα2-AP glycoproteinが報告されるようになった.われわれは胃癌患者38例について,α2-APG値の血清レベルについて,病期,肉眼的分類,組織学的分類について検索した.さらに乳腺疾患患者46例についてα2-APGを測定し,胃癌と比較検討した.その結果,胃癌では対照群と比較してα2-APG値は高値を示し,I期(早期癌)ではII~IV期と比較して有意差が認められた.しかし,肉眼的分類では差異は認められなかった.組織学的分類ではpor.が高値を呈した.
 α2-APG値は今後,種々の癌について,スクリーニング,術後の予後追求,再発癌の治療効果の判定に検討されるべきものと考える.

索引用語
胃癌, α2-Ap glycoprotein, 乳癌

日消外会誌 13: 981-985, 1980

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