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第13巻 第9号 1980年9月 [目次] [全文 ( PDF 1241KB)]
原著

腸管運動に関する検討―腸管内容物移送能測定の試み,ことに薬剤効果の実験的判定のために―

河野 正義, 熊田 馨, 辺見 公雄, 瀬戸山 元一, 井上 章, 松田 香苗, 森 敬一郎, 長瀬 正夫, 日笠 頼則

京都大学医学部第2外科(主任:日笠頼則教授)

 腸管内容物移送能の測定の実験モデル作製を試みた.雑種成犬延べ36頭に,100 cm以上3種の長さのThiry-Vellaのloopを作製し,この口側端より生理的食塩水を低速にて注入し,肛門側端よりの排出量を経時的に連続測定してその移送動態をみた.最初に,この手法が移送能測定法として成り立つため,この測定に影響を与える因子の検討を行い測定上の条件設定を行った.次いで,各実験群間の移送・排出パターンの相違について検討を加えた.そして最後に,実際に腸管運動促進・抑制薬剤を使用して,この手法による腸管内容物移送能への効果を判定してみた.その結果,著者らのこの手法は,移送能測定,ことに薬剤効果の判定法として十分に有意の情報を与えるもので,その有用性を確認し得た.

索引用語
腸管運動, 移送能, 吸収・分泌, 蠕動促進剤, Neostigmine

日消外会誌 13: 1082-1095, 1980

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