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第13巻 第10号 1980年10月 [目次] [全文 ( PDF 846KB)]
原著

胆管末端部の構造について―密着二重造影法による検討―

菱田 泰治, 小島 靖, 長谷川 重夫, 梶浦 直章, 高浜 竜彦, 吉本 賢隆, 秋元 滋夫, 高橋 周二, 川崎 誠治, 上笹 功, 三条 健昌, 万代 恭嗣

国立国府台病院外科

 密着二重造影法によって,胆管末端部の構造を検討した結果,つぎの成績を得た.胆管末端部には,約14%の症例で“膨大部”が存在することをみとめた.胆管末端部は,十二指腸壁内をある距離斜走する型と,総胆管が細く,かつ先細りで直線的に十二指腸に開口する型を基本型とし,他にいわゆる,胆管・膵管合流異常が少数ある.総胆管拡張例は大部分が第1の型から生じ,他に,先天性総胆管拡張症の範略に入るもの,胆管・膵管合流異常が少数含まれる.胆管末端部粘膜の弁様構造をしめすと考えられるspiculaは24%にみられたが,先細り型以外の症例に本来存在する弁様構造が,病的過程によって次第に消失していくことが推定された.

索引用語
胆道造影, 胆道密着二重造影法, 胆管末端部

日消外会誌 13: 1153-1162, 1980

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