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第13巻 第11号 1980年11月 [目次] [全文 ( PDF 787KB)]
原著

Vater乳頭部癌の臨床病理学的検討―とくに性・年令からみた特徴について―

荒木 京二郎, 中島 晃**, 高橋 侃**, 原藤 和泉**, 福原 徹**, 三村 久**, 岡島 邦雄

大阪医科大学一般消化器外科, **岡山大学第1外科

 Vater乳頭部癌の自験例40例について検討し,女性の低年齢層(55歳未満)には臨床的,病理組織学的に特徴的な癌腫が多いことを見出した.
 すなわち,臨床的には黄疸以外の症状(発熱,疼痛)と膵機能障害が強いが,黄疸が出現すると持続性で高度となり,また,病理組織学的には潰瘍型,ly(+),INFγを呈する癌腫(潰瘍を形成しやすく浸潤性の強い癌腫)が多く,このことが臨床像を特徴づけていると思われた.
 この浸潤性の強い癌腫は組織発生的に膵管と関連の深いものか,あるいは膵管に影響の強い発育を示すものであろうと考えられた.予後は組織学的進行度によって左右された.

索引用語
Vater乳頭部癌

日消外会誌 13: 1271-1278, 1980

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