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第14巻 第1号 1981年1月 [目次] [全文 ( PDF 1266KB)]
原著

ストレス潰瘍の成因と外科治療に関する検討

磯部 茂

新潟大学医学部外科学第1講座(指導:武藤輝一教授)

 各種外科手術直後の患者を対象に胃酸分泌および血漿ガストリン値の測定を行い,ストレス潰瘍の成因の一端をなす攻撃因子の影響を検討した.また38例のストレス潰瘍出血例に対し18例に手術を施行し,主に手術術式に関し検討して以下の結果を得た.脳外科手術直後(1~2病日)および閉塞性黄疸患者で減黄術直後(1~3病日)には胃酸分泌の亢進が認められ,さらに前者では血漿ガストリン値が170.3±79.8 pg/mlと著明に上昇していた.胸部外科や一般外科手術直後にはいわゆる攻撃因子の増強は認められなかった.ストレス潰瘍出血例に対し15例に迷切兼胃亜全摘術を施行したが,再出血は1例に認められたのみで,本疾患に対する手術術式として最良のものと考えられた.

索引用語
ストレス潰瘍, 迷切術, 胃亜全摘術, 胃酸分泌, ガストリン

日消外会誌 14: 27-38, 1981

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