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第14巻 第1号 1981年1月 [目次] [全文 ( PDF 1132KB)]
原著

胆汁性腹膜炎の病態におよぼす細菌性因子に関する研究

和田 英理

日本医科大学第1外科学(主任:代田明郎教授)

 胆汁性腹膜炎の死因ないしは病態におよぼす細菌性因子,とくに腸管内細菌の果たす役割りを主として血中endotoxinを中心に無菌,大腸菌0-26単独汚染および普通マウスを使用し,腹腔内にヒトの無菌胆嚢胆汁を注入し胆汁性腹膜炎を惹起せしめ6,12および24時間と経時的に検索した.その結果無菌群では全例endotoxin陰性であったが,単独汚染群では15例中14例(93%),普通群では15例中12例(80%)の陽性例を得た.これは陽管内細菌由来のendotoxinが胆汁の作用により障害された小腸粘膜側より門脈内に流入し,同時に障害をうけている肝のendotoxin処理能力の低下とあいまって,ついにはsystemic endotoxemiaへと発展して行く経路の一端を解明したものと考える.

索引用語
胆汁性腹膜炎, 腸管内細菌, 内因性endotoxin, 無菌動物, リムルステスト

日消外会誌 14: 59-68, 1981

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