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第14巻 第3号 1981年3月 [目次] [全文 ( PDF 985KB)]
原著

食道に進展するBorrmann 4型胃癌の臨床的検討―とくに開腹時所見からみた切除適応について―

内田 雄三, 小武 康徳, 藤富 豊, 渡部 誠一郎, 山岡 憲夫, 一万田 充俊, 高木 敏彦, 石川 喜久, 日高 重幸, 猪野 睦征, 北里 精司, 大江 久圀, 柴田 興彦, 石井 俊世, 下山 孝俊, 三浦 敏夫, 調 亟治, 辻 泰邦

長崎大学医学部第1外科(現 大分医科大学外科)

 Borr.4型胃癌の切除例46例,非切除例18例(食道浸潤例は切除例17例,非切除例7例)の予後と手術適応について検討した.術後成績を検討する場合,食道浸潤例では術後1年生存が目安となる.P(+)例ではP1-2とP3群,N(+)例ではN1-2群とN3-4群の間に差がみられた.他型と比較して,S2-3例の中でP(+)例の率が高かかった.ow(+)は食道浸潤距離よりも,Borr.4型症例を経腹的に切除したもので多かった.Borr.4型胃癌のS1-2・N1-2症例では,P(-)の場合,治癒手術を期待し得るが腹膜再発に対する対策が必要である.P1-2の場合,姑息的切除が行われる.S3症例ではP(-)の場合にのみ合併切除の適応となり,N3-4症例ではS1-2・P0-2までの症例が姑息的切除の適応と考えられる.

索引用語
Borrmann 4型胃癌, 食道浸潤例

日消外会誌 14: 451-460, 1981

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