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第14巻 第3号 1981年3月 [目次] [全文 ( PDF 1052KB)]
原著

イレウスの病態に関する研究:イレウスの重症度評価および手術適応における血糖値の意義

里見 昭

埼玉医科大学第2外科(主任:石田 清教授)

 イレウスの重症度評価に関し,臨床生化学的指標を見い出すため,絞扼性イレウス作成犬で実験を行った.その結果,有用と思われた血糖値と白血球数につき臨床的研究も加え,血糖値のもつ意義,とくに手術適応との関連について検討した.血糖値は生体に加わった侵襲の程度をよく反映しており,また,白血球数は血糖値ほど鋭敏ではないが同じく手術適応の1指標になりうると考えられた.血糖値はその他,腹膜炎でも重症ほど異常値を示し,術前,術後や重症度を判断するにも有効であると思われた.イレウスの場合,白血球数12,000±2,000/mm3以上,血糖値174±41 mg/dl以上の場合は一応手術にふみきってよいと考えられた.

索引用語
絞扼性イレウスの手術適応, 血糖値と絞扼性イレウス

日消外会誌 14: 471-482, 1981

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