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第14巻 第4号 1981年4月 [目次] [全文 ( PDF 960KB)]
原著

色素内服染色法による胃癌および腸上皮化生の診断能に関する検討

野村 秀洋, 西 満正, 川路 高衛, 松山 金良, 金子 洋一, 小田原 良治, 松村 千之, 山本 四郎, 浜田 長輝, 高尾 尊身, 面高 俊一郎, 牧角 仙烝1)

鹿児島大学第1外科, 枕崎市園田病院1)

 1972年竹本,鈴木らにより開発されたメチレンブルー内服着色法を,1)内視鏡検査(99例)と,2)手術直前に施行し,術後の新鮮標本(40例)とを用いて,胃癌および腸上皮化生の診断能について検討した.
 内視鏡検査での胃癌の着色率は25例中21例(84%)であり,分化型腺癌は83%,低分化型腺癌は85%の着色率であった.
 切除新鮮標本での胃癌の染色率は17例中13例(76.4%)で,分化型腺癌7例中7例(100%),未分化型腺癌10例中6例(60%)であった.腸上皮化生の染色パターンと組織学的染色パターンとの一致率は68%で,false negativeが28.5%に認められた.
 本法は,内視鏡検査のみならず,切除新鮮標本においても癌病巣の診断および胃粘膜腸上皮化生領域の診断に有用であると思われる.

索引用語
メチレンブルー内服染色法, 腸上皮化生

日消外会誌 14: 509-515, 1981

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