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第14巻 第4号 1981年4月 [目次] [全文 ( PDF 755KB)]
原著

肝内結石症の治療―術後胆道鏡検査の意義―

嶋田 紘, 鬼頭 文彦, 阿部 哲夫, 呉 宏幸, 仲野 明, 新明 紘一郎, 小林 衛, 竹村 浩, 土屋 周二

横浜市立大学第2外科

 われわれは肝内結石症の治療にまず胆石除去,胆管外瘻術を行い,術後に胆道鏡検査(POC)により遺残結石を摘出し,胆管の状態に応じ必要な手術を追加する方針をとってきた.POCの遺残結石完全摘出率は32/33であった.POC前の病型は肝外型2例,肝内外型20例,肝内型17例であったが,POCを行ってみるとPOC前に肝内型と判断した症例の半数では胆管狭窄,拡張病変が改善し,肝内外型の状態となった.その結果手術を付加,又は追加した症例は少なく肝切除術3例,肝管空腸吻合術8例,乳頭形成術1例,胆道鏡下狭窄部焼灼切除術2例のみであった.全体で術後の完全復帰率は87.5%であった.以上,本症の治療におけるPOCの重要性を強調した.

索引用語
術後胆道鏡検査(POC), 肝内結石症, 胆道鏡下狭窄部焼灼切除, 肝内結石症に対する段階的手術法(staged operation for intrahepatic stones)胆道シンチグラフィー

日消外会誌 14: 539-546, 1981

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