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第14巻 第4号 1981年4月 [目次] [全文 ( PDF 691KB)]
原著

術前後の血管造影よりみた遠位脾腎静脈吻合術の検討

芦田 寛, 伊藤 信義, 石川 羊男, 中尾 宣夫1), 杉木 光三郎1)

兵庫医科大学第2外科, 兵庫医科大学放射線科1)

 門脈圧亢進症に対する選択的シャント手術である遠位脾腎静脈吻合術施行例52例のうち,腹部血管造影を行った術前36例・術後28例を対象とし,経動脈的門脈造影を用いて,同術式の門脈血流への影響,食道静脈瘤への効果,シャント開存率および脾への減圧効果などの点につき検討した.〔結果〕門脈圧の変動も軽微で,求肝性門脈血流も十分保たれており,食道静脈瘤および脾への減圧効果も満足でき,100%のシャント開存率をえた.ただ肝腫瘍(原発性および続発性)の発生した2症例に拡張した無数の静脈を通じ上腸間膜静脈血流が脾腎静脈吻合に短絡し,その結果,求肝性門脈血流の低下(遠位脾腎静脈吻合の選択性の崩壊)を認めた.

索引用語
選択的シャント手術, 遠位脾腎静脈吻合術, 経動脈的門脈造影

日消外会誌 14: 571-577, 1981

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