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第14巻 第5号 1981年5月 [目次] [全文 ( PDF 849KB)]
原著

十二指腸潰瘍に対する外科治療成績―選択的近位胃迷走神経切離術を中心に―

奈良井 省吾, 武藤 輝一, 松原 要一, 鰐渕 勉, 田宮 洋一, 大阪 道敏, 若桑 正一, 松木 久1), 磯部 茂1)

新潟大学第1外科(主任:武藤輝一教授), 日本歯科大学新潟歯学部外科1)

 十二指腸潰瘍に対して施行した選択的近位胃迷切±幽門形成術78例,広範囲胃切除術136例,幽門洞切除兼迷切術127例の術後成績を比較した.その結果,選近胃迷切±幽成では,食事摂取量減少例,体重減少例,下痢発生例が少なく,血液学的変化も軽微であることが明らかとなった.一方,広胃切,幽洞切兼迷切に潰瘍の再発はないが,選近胃迷切±幽成78例中,8例に十二指腸潰瘍の再発を,3例に胃潰瘍の新たな発生を認めた.術前の酸分泌能は非再発例と比較し,再発例では明らかに亢進していた.今後,選近胃迷切±幽成は基礎酸度60 mEq/L以下,最高酸度120 mEq/L以下,最高酸分泌量22.0 mEq/h以下の症例に対し施行したいと考えている.

索引用語
十二指腸潰瘍, 選択的近位胃迷切±幽門形成術, 再発潰瘍, 酸分泌

日消外会誌 14: 653-664, 1981

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