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第14巻 第8号 1981年8月 [目次] [全文 ( PDF 616KB)]
原著

α3食道癌の外科治療

高木 巖, 唐沢 和夫, 国島 和夫, 陶山 元一, 恒川 伸也, 永田 文雄, 篠田 雅幸, 矢吹 賢

愛知県がんセンター病院外科第2部

 食道癌の治療方針として切除療法が積極的に行われてきた結果,この30年間に食道癌全般の治療が飛躍的に進歩したことは論をまたない.しかしながらその手術成績から考えるとはたして切除療法が有意義であったかどうか時に反省させられる症例があることもまた事実である.とりわけa3食道癌に対する切除術の予後は不良であるので,手術適応の有無について再検討をしなければならない時期にきていると考えられる.われわれは当院におけるa3切除例47例を対象として,現時点におけるa3食道癌の最良の治療方法はどうあるべきかについて検討を加えた.

索引用語
a3食道癌, 後天性食道気道瘻

日消外会誌 14: 1141-1146, 1981

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