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第14巻 第8号 1981年8月 [目次] [全文 ( PDF 681KB)]
原著

出血性胃潰瘍の臨床病理学的検討

町田 武久, 近藤 良晴, 山本 登司, 浅野 哲, 高橋 健一1)

東京厚生年金病院外科, 同 病理科1)

 吐・下血を主訴として来院し,緊急内視鏡および手術を施行された出血性胃潰瘍83例につき臨床病理学的に検討した.男74例女9例と圧倒的に男に多く,平均年齢は男53.9歳女68.1歳と逆に女が高かった.検索潰瘍の総数は118ケ,そのうちUI-IIが62ケ,UI-IIIが6ケ,UI-IVが50ケでUI-IIの占める率が高かった.またUI-IIは1 cm以下の小型のものが多かった.潰瘍底に血管断端が露出した症例は58例で,重症および緊急手術施行例が多かった.血管断端露出陽性例の潰瘍底にみられる動脈の外径を計測したところ,UI-IVで平均1,160 µ,UI-IIで平均790 µであった.UI-IIの潰瘍底にみられた動脈の外径は対照群に比し明らかに太く,出血に重大な関与をしていると推定された.

索引用語
出血性胃潰瘍, 潰瘍底血管断端, 潰瘍底動脈外径

日消外会誌 14: 1160-1166, 1981

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