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第14巻 第8号 1981年8月 [目次] [全文 ( PDF 1153KB)]
原著

減酸率・胃内容排出時間・術後愁訴からみた消化性潰瘍各種術式の検討

阿部 正

岩手医科大学第1外科(指導:森 昌造教授)

 教室では過去5年間に消化性潰瘍209症例に対して広範囲胃切除術,幽門保存胃切除術,迷切兼胃半切除術および迷切兼幽門成形術などを行ってきた.それらのうち115例を対象として術式別の減酸率,術後および遠隔時の胃内容排出時間,アンケート調査による術後愁訴について検討した.減酸率は迷切兼幽門成形術が60%台と低値を示したが,他術式は全て80%以上であった.胃内容排出時間は迷切例で術後3時間以上の排出遅延がみられたが遠隔時には消失した.またB-II法では遠隔時にその約半数が30分以内に排出し他術式に比べ著しく早かった.ダンピング症候群はB-I法の18%,B-II法の25%,迷切兼胃半切除術の23%にみられたが幽門保存胃切除術,迷切兼幽門成形術にはみられなかった.B-II法の2例が手術の結果に不満足と答えたが,他の術式では全例満足していることが判明した.

索引用語
消化性潰瘍手術, 減酸率, 胃内容排出時間, 術後愁訴, ダンピング症候群

日消外会誌 14: 1167-1177, 1981

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