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第14巻 第9号 1981年9月 [目次] [全文 ( PDF 714KB)]
原著

消化器手術と術後肝障害―術後肝障害とリンパ球幼若化試験―

今井 敏和

和歌山県立医科大学消化器外科(主任:勝見正治教授)

 消化器手術後の肝機能異常症例を,GOT,GPT値によって,術後肝障害(A群),一過性肝機能異常(B群)とに分類し,術後の肝機能に影響を及ぼす諸因子についての検討を行った.対象265例のうちA群は38例(14.3%),B群は45例(17.0%)であり,消化器手術例の31.3%に術後肝機能異常がみられた.手術部位,輪血,術中出血量,麻酔法などが術後の肝機能異常発生頻度に影響を及ぼす因子と考えられた.
 LST(Lymphocyte Stimulation Test)は微量全血法で,IR(Index of Response)1.7以上を陽性と判定した.陽性率はA群54.5%,B群35.5%となり,消化器手術に伴う術後肝機能異常症例64例中29例(45.3%)に麻酔剤および抗生剤に起困する薬剤アレルギー性肝障害が証明された.

索引用語
術後肝障害, 一過性肝機能異常, LST (Lymphocyte Stimulation Test), 薬剤アレルギー性肝障害

日消外会誌 14: 1308-1314, 1981

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