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第14巻 第9号 1981年9月 [目次] [全文 ( PDF 962KB)]
原著

膵疾患に対する超音波画像診断の検討

竜 崇正, 植松 貞夫, 渡辺 義二, 古川 隆男, 菊池 俊之, 尾崎 正彦, 山本 宏, 小高 通夫, 佐藤 博

千葉大学2外科

 膵疾患に対する超音波断層法(US)は,スクリーニング法として有用のみでなく,膵管,膵実質像,周囲血管,などを同時に描出することができ,より詳しい質的診断も可能である.胆石患者50例中36例72%にUSで膵管が描出でき,ERCPの膵管像とよく一致していた.膵頭部癌19例中16例,体尾部癌12例中11例,嚢胞腺癌5例中3例,良性嚢胞5例中4例,慢性膵炎10例中4例がUSのみで確診でき,疑診例も加えると膵疾患51例中47例92%に診断が可能であった.従来診断の困難であった膵疾患,とくに膵癌の早期発見に最も期待される方法であり,とくに超音波穿刺術を併用することにより,超音波診断の膵疾患診断に対する意義は非常に大きいことを強調したい.

索引用語
膵の超音波診断, 膵癌, 慢性膵炎, 膵嚢胞

日消外会誌 14: 1323-1332, 1981

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