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第14巻 第10号 1981年10月 [目次] [全文 ( PDF 1319KB)]
原著

VX2癌移植家兎胆嚢における腫瘍の進展様式に関する実験的研究

持永 瑞恵

熊本大学外科学第1講座(指導:横山育三教授)

 胆嚢癌の進展様式に関する基礎的知見を得る目的で,実験的に胆嚢癌類似の病変としてVX2癌移植家兎胆嚢をもちいて,腫瘍の肝への進展と所属リンパ節転移について検索した.肝への進展像としての胆嚢隣接肝浸潤巣における腫瘍の増殖,進展は,主としてグ鞘内進展をとり,これに膨張性増殖,侵入性増殖などの像が加わっていた.肝浸潤巣から少しはなれた周囲肝内グ鞘では,リンパ管侵襲のみの像が殆んどで,グ鞘内進展としてはまず始めにリンパ行性進展をとるものと思われた.肝転移巣は隣接肝浸潤巣の近くで被膜と接して形成され,転移経路としては肝被膜内リンパ行性経路とグ鞘内リンパ行性経路が考えられた.所属リンパ節転移は,総肝動脈幹リンパ節と肝十二指腸間膜内リンパ節に高頻度に認められた.

索引用語
VX2癌, 胆嚢癌の進展様式, VX2癌移植胆嚢, 胆嚢癌の転移経路, 経門脈性VX2癌移植肝

日消外会誌 14: 1459-1469, 1981

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