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第14巻 第11号 1981年11月 [目次] [全文 ( PDF 925KB)]
原著

食道離断術前後の食道機能

大熊 利忠, 鳥越 義継, 夏山 秀康, 田代 征記, 横山 育三

熊本大学第1外科(前 熊本大学第1外科教室)

 食道静脈瘤56症例の食道離断術前後の食道機能につき検討した.術前では下部食道括約筋(LES)の機能もよく保たれLES圧は29.8±5.7 cm H2O(n=16)でわれわれのnormal controle 31.3±5.7 cm H2O(n=10)と有意差がなかった.術後ではLES機能は低下し33~43%にX線造影で逆流がみられLES圧は19.3±7.9 cm H2O(n=20)であったが自覚症状および内視鏡での食道炎は軽微であった.術後早期の嚥下障害の原因には下部食道のアカラシア様変化が関与している.離断物合部の狭窄は42.9%に発生し,10 cm以上の傍食道血行郭清は広すぎると考えられた.自動吻合器EEA使用症例に狭窄発生率が高い傾向であったが統計的に手縫い結節吻合と有意差はなかった.

索引用語
食道離断術前後の食道機能, 食道静脈瘤, LESP, 下部食道のアカラシア様変化

日消外会誌 14: 1534-1542, 1981

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