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第14巻 第11号 1981年11月 [目次] [全文 ( PDF 586KB)]
原著

食道胃境界領域癌の予後因子―とくに組織学的癌露出程度について―

佐々木 廸郎, 荻田 征美, 及川 隆司

国立札幌病院・北海道がんセンター外科

 胃上部癌とりわけ食道へ連続浸潤している例の手術成績は不良であるがその原因は解明しつくされていない.
 われわれは,食道胃境界領域癌切除例で後壁の無漿膜域における癌の露出程度を顕微鏡的ew(edgewidth)として計測し予後との関係を検討した.ew 0 mmの7例は全例が2年以内に再発死亡し,従来から考えてきた主要な予後因子である,肉眼的癌型(ボルマン分類),リンパ節転移,胃癌取扱い規約におけるowなどに比して,より強く予後を支配する因子である事が示唆された.従って,特に癌が後壁に進展している症例では境界領域の後腹膜腔に対する補助療法が同部位の手術に併用される必要があろうと考える.

索引用語
胃癌, 食道胃境界領域癌, 噴門無漿膜域の癌, 胃癌の予後因子, 予後因子としてのew

日消外会誌 14: 1543-1548, 1981

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