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第14巻 第11号 1981年11月 [目次] [全文 ( PDF 621KB)]
原著

肝内胆石症例の検討,とくにその合併症を中心に

中島 泰廣, 児玉 好文, 大山 崇, 能見 雅彦, 寿山 博武, 門野 義信, 久木元 宏哉, 秋田 八年

鹿児島大学医学部第2外科

 教室肝内胆石症57例について検索すると大十二指腸乳頭狭窄,膵炎,化膿性胆管炎,門脈圧亢進症,肝癌,胆管癌等実に23種類もの合併病態が検出されており,初回手術時胆石やこれら合併症の見逃しによる多次手術例が25例(43.8%)を占めており本症の外科治療成績不良の一因となっている.またこれら合併症が,多くの場合肝内胆石症の死因となっている.さらに本症54例中43例(79.6%)の高頻度に胆道感染を随伴しており胆管炎や肝膿瘍を併発することが多い.したがって,肝内胆石症の外科療法に当っては可及的結石摘除に加えて,随伴する合併症を的確に把握し,適切な治療を施すとともに徹底した化学療法を行うことにより治療成績の向上が期待できる.

索引用語
肝内胆石症の合併症, 肝内胆石症の外科療法

日消外会誌 14: 1583-1588, 1981

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