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第14巻 第11号 1981年11月 [目次] [全文 ( PDF 449KB)]
原著

術後肝障害のS-GOT推移よりみた検討

水沢 広和, 鈴木 彰

湖東総合病院外科

 術前の肝機能検査が正常であった160例のうち術後S-GOT値が50以上を示したのは48例30%であった.年齢別では有意差はなかった.手術々式では上腹部手術,とくに胃全摘術に発生率が高く,麻酔時間では4時間以上,術中出血量では600 cc以上の場合に有意に発生率が高かった.また輸血例では非輸血例に比べて有意に発生率が高くとくに1000 cc以上の輸血例で高率であった.術後S-GOT値の上昇の推移を4つの型に分けたが,I,II群はいずれも第8週病日までに正常化するもので,全体の76.9%を占めた.また術後8週以上遷延化するものは5.1%に認められた.さらに術後S-GOT値の推移には抗癌剤の影響を否定できない症例も認められた.

索引用語
術後肝障害, 血清トランスアミナーゼ

日消外会誌 14: 1589-1593, 1981

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