有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第14巻 第11号 1981年11月 [目次] [全文 ( PDF 1225KB)]
原著

胆石,とくにコレステロール結石生成における腸管内細菌の意義について―とくに無菌動物を使用して―

岡村 俊一郎

日本医科大学第1外科(主任:代田明郎教授)

 従来より腸内細菌は,コレステロールおよび胆汁酸を代謝し,コレステロール結石生成に強い影響を与えていることが報告されている.
 今回,無菌マウスにE.coliとS.faecalisを単独に,あるいは両菌を混合投与して人工フローラを作製し,10%cholesterol+0.5%cholic acid含有食を摂取させた.この結果,胆嚢内結石形成率をみると,無菌群では4週目すでに100%であるのに対して,E.coli単独汚染群では4週目80%,8週目100%であり,S.faecalis単独汚染群では67%,89%そして両菌混合汚染群では73%,92%と無菌群に対して低率であった.この様にE.collとS.faecalisが単独または同時に存在することによりコレステロール結石形成が抑制された事実を明らかにした.

索引用語
無菌マウス, 胆石食, 腸内細菌, 肝コレステロール, 胆石形成率

日消外会誌 14: 1614-1625, 1981

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会