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第14巻 第11号 1981年11月 [目次] [全文 ( PDF 450KB)]
原著

消化器外科領域におけるβ2-Microglobulin測定の意義

西田 保二, 長町 幸雄, 緒方 伸男, 秋山 典夫, 平沢 敏昭, 中村 卓次

群馬大学第1外科

 β2-Microglobulin(β2-MG)は,腎疾患の発見に応用され,悪性腫瘍,自己免疫疾患で上昇するという報告がある.われわれは161例の外科患者,ことに消化器疾患患者を対象に,術前の腎機能異常を把握するパラメーターとしてRIA法による血清β2-MGの測定を行い,潜在的腎機能異常の頻度やその程度を検討し疾患別にみたβ2-MGの比較検討も併せて行なった.高齢群(65歳以上)・若年群ともに,腎機能異常例でβ2-MGは高値を示し,血清クレアチニン,PSP15分値と密接な相関を示し,早期の腎機能異常の検索に有用であった.悪性疾患のβ2-MGは良性疾患よりも有意に高値で,病期の進行やCEAとの相関を認めた.肝障害時にもβ2-MGは上昇する傾向が認められた.

索引用語
β2-Microglobulin, 腎機能検査法, 腎機能異常, CEA

日消外会誌 14: 1634-1638, 1981

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