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第15巻 第1号 1982年1月 [目次] [全文 ( PDF 525KB)]
原著

胃切除後の骨障害とう歯についての検討

福田 稔, 山岸 良男1), 広田 正樹1), 佐藤 定雄2)

白根健生病院外科, 新潟大学医学部第1外科1), 同 歯学部第1保存科2)

 胃切除後の骨障害とう歯について,術後2年以上経過した240例を対象に検索を加えた.
 胃切除後の骨障害およびう歯は40~50%におよび,また橈骨の骨塩量の低下も,術後経過とともに多くなることが判明した.またう蝕経験歯数も術後経過とともに多くなり,術後10年以上経過すると,う蝕経験歯数多数者は70%にもおよんだ.
 この原因としては,二次性副甲状腺機能亢進症になっている可能性が大であると考えられた.

索引用語
胃切除後の骨障害, う歯, 骨塩量, 尿中cAMP, 牛乳不耐症

日消外会誌 15: 7-12, 1982

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