有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第15巻 第4号 1982年4月 [目次] [全文 ( PDF 790KB)]
原著

実験的エンドトキシンショックに対するヘパリンの効果―特に肝の形態学的および肝ミトコンドリア機能面からの検討―

鍋田 光一, 岡崎 稔, 横川 金弥, 上村 恭一, 戸塚 守夫, 早坂 滉, 成松 英明1)

札幌医科大学第1外科, 同 中検病理1)

 エンドトキシンショックにおけるDICの意義およびヘパリンの効果を知る目的で,ヘパリン前処置ラットと無処置ラットについて,血液学的,肝形態学的変化,肝ミトコンドリア機能および生存率について比較検討した.無処置群ではエンドトキシン投与3時間目に血小板,血漿フィブリノーゲンの減少,血清FDPの増加がみられ,肝類洞にはフィブリン血栓が多発し,その周囲の肝組織に出血,壊死が出現し,その肝細胞内小器官の著明な変性が認められた.またこの時期に一致して急激な肝ミトコンドリア機能障害が発生した.一方,ヘパリン前処置群3時間目では血液学的,肝形態学的変化は軽度で,肝ミトコンドリア機能障害もみられず,生存率の著明な改善が認められた.

索引用語
エンドトキシンショック, 肝ミトコンドリア機能, DIC症候群, ヘパリン

日消外会誌 15: 641-648, 1982

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会