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第15巻 第7号 1982年7月 [目次] [全文 ( PDF 736KB)]
原著

選択的近位迷走神経切離術の胃排出および下部食道括約筋機能に及ぼす影響

小西 富夫, 島津 久明, 朝隈 貞雄, 武部 嗣郎, 稲田 正男, 横畠 徳行, 小沢 邦寿, 森岡 恭彦

東京大学第1外科

 術後の良好な胃運動機能が期待される選択的近位迷走神経切離術後においても,胃内容停滞,嚥下困難などがかなりの頻度に認められることから,同手術例を対象として,おもに固形物の噴門通過・胃排出状況をバリウム錠を用いて検討し,さらに食道内圧の測定を行った.十二指腸潰瘍患者の術前のバリウム錠排出時間には,対照群とくらべて有意の差はみられなかった.術後早期のバリウム錠の胃排出率は術前値の54.0%に低下していた.術後早期においては液体,固体ともにその噴門通過は障害されており,バリウム錠の噴門通過率は術前の73.2%に減少していた.下部食道括約筋の静止圧には有意の変化がなかったが,嚥下性弛緩が不十分な症例がみられた.

索引用語
胃排出率, 下部食道括約筋, 選択的近位迷走神経切離術, 噴門通過障害, 十二指腸潰瘍

日消外会誌 15: 1181-1188, 1982

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