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第15巻 第8号 1982年8月 [目次] [全文 ( PDF 603KB)]
原著

胃癌患者における血清β2-microglobulin値とCarcinoembryonic antigen値の検討

北村 輝男, 佐竹 克介, 石川 哲郎, 向井 龍一郎, 鄭 容錫, 梅山 馨

大阪市立大学第1外科

 胃疾患患者を中心に一般腫瘍マーカーであるCEAとβ2-mを比較検討した.対象は,胃良性疾患28例,胃癌93例で術前,術後の血中β2-m,CEA値を測定した.胃良性疾患では各々平均1.69 ug/ml,1.78 ng/ml早期癌では,1.60,1.49,進行癌では1.92,3.67で,陽性率は胃良性疾患では各々21.4%,14.2%,早期癌では16.7%,5.9%で進行癌では33.8%,32.3%であった.両者共にstageの進行と共に増加する傾向を認めた.術後の変動で術前CEAの高値が根治術後低下したが,β2-mは著明な変動がみられなかった.以上よりCEAは,癌の診断,予後の判定に有用と思われる.ただβ2-mの高値がCEAの高値とも考慮すれば,ある程度の補助診断に役立つ可能性が示唆された.

索引用語
胃癌, β2-microglobulin, Carcinoembryonic antigen

日消外会誌 15: 1323-1329, 1982

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