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第15巻 第8号 1982年8月 [目次] [全文 ( PDF 671KB)]
原著

経内視鏡的直視下胃粘膜pH測定―とくに迷切術前後の変動について―

大舘 敬一, 山田 国正, 山田 恭司, 綱島 紘治, 大平 博三, 竹下 俊文, 栗原 正典, 岩崎 光彦, 生沢 啓芳, 亀谷 忍, 飯島 登

聖マリアンナ医科大学第2外科

 迷走神経切離術(迷切術)の前後に26例の症例を,経内視鏡的に直視下胃粘膜pH測定し,その変動を検討した.術前十二指腸潰瘍群では幽門洞粘膜はほぼ中性,胃角部は平均pH4.4で,胃体部はpH3.0以下の酸性の点が多かった.選択的近位迷走神経切離術(SPV)後の胃体部粘膜では21例中18例では全点pH3.0以上であった.SPV術後潰瘍再発2例では胃体部粘膜pHは3.0以下の酸性の点を有していた.迷切兼幽門洞切除後では,粘膜pHはほぼ中性であり,最低でも3.2であった.のべ216点の胃粘膜pH測定中点2点をのぞき迷切後,pHの上昇を認めた.これにより迷切後pH3.0以下のものは潰瘍再発の危険があることが示唆された.

索引用語
経内視鏡的胃粘膜pH, 迷走神経切離術, 術後潰瘍再発

日消外会誌 15: 1330-1337, 1982

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