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第15巻 第10号 1982年10月 [目次] [全文 ( PDF 549KB)]
原著

胃切除後の骨障害例に対する治療

福田 稔, 広田 正樹1)

白根健生病院外科, 新潟大学医学部第1外科1)

 昭和43年より昭和53年までの11年間に胃切除を受けた240例に対し,胃切除後の胃障害の発生と,その治療について検討を加えた.
 胃切除後に骨塩量が正常値より低下する症例の割合は,術後1~4年で14%,術後5~9年で29%,術後10以上では33%であった.
 術式でみると,骨塩量の低下している症例の割合は,Billroth I(B-I)法群で28%,Billroth II(B-II)法群で48%であった.
 術後の牛乳摂取状況で,骨塩量の低下している症例の割合をみると,牛乳摂取群では12%,非摂取群では38%であった.
 術後に腰痛,四肢の疼痛などの症状を訴える症例は術後経過とともに多くなり,術後10年以上では60~70%にもおよんだ.
 これら症例に対し,消化酵素剤とともに,Vitamin D(Vit.D),Calcitonin(CT)を投与し80%に症状の改善がみられた.

索引用語
胃切除後の骨障害, 牛乳不耐症, 骨塩量, Vitamin D, Calcitonin

日消外会誌 15: 1513-1518, 1982

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