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第15巻 第11号 1982年11月 [目次] [全文 ( PDF 909KB)]
原著

本邦における良性胆道疾患の統計的観察―145施設アンケート集計の分析 第2報 術中診断の評価

中瀬 明, 井田 健

島根医科大学第1外科

 第10回日本胆道外科研究会に際し良性胆道疾患の術前診断のもとに開復した症例のアンケート集計を行い第1報では全国145施設の14,654症例についてその病態分布を中心として検討したが,第2報では各病態についてその術前診断と確定診断を比較し,術中検査の意義について論及した.各病態ごとの正診率(および見落し率)は以下の様である.肝内胆管胆石90.8%(22.3%).肝外胆管胆石91.1%(15.0%).胆嚢胆石96.9%(2.8%)無石胆嚢炎72.5%(62.7%),無石胆道炎60.9%(70.8%),胆道拡張症92.7%(25.3%),胆道狭窄90.9%(24.8%),乳頭狭窄92.9%(52.9%),胆道系良性腫瘍67.7%(53.8%).
 また全症例の1.7%に胆道系悪性腫瘍を確認したが,術前診断が無石胆嚢炎,胆石および無石胆嚢炎以外の病態,肝内にのみ所在する胆石,の時にそれぞれ5.1%,5.0%および3.8%と高頻度に悪性腫瘍がみられた.

索引用語
良性胆道疾患術前診断, 良性胆道疾患術中診断

日消外会誌 15: 1735-1743, 1982

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