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第15巻 第11号 1982年11月 [目次] [全文 ( PDF 764KB)]
原著

潰瘍性大腸炎における選択的動脈造影所見とステロイド動注療法について

小林 一雄, 森 克彦, 永沢 康滋, 柳田 謙蔵, 吉雄 敏文, 亀谷 寿彦

東邦大学第1外科

 潰瘍性大腸炎に施行した動脈造影のうち,15例(20回)の十分読影に耐えうる写真を選択し,描出所見をそれぞれの病態と対比した.手術例では摘出標本や摘出標本血管造影所見もこれに加えた.下腸間膜動脈径は,急性期で軽度拡張し,再燃期で著明に拡張する.しかし緩解初期ではほぼ正常となった.またこの拡張度は重症度に相関した.vasa rectaの先細り消失,壁濃染は,活動期で病変の広がりに一致して出現したが,緩解初期にもなお軽度存在した.以上の所見はそれぞれの病態の良い指標となる.ステロイド動注療法を5症例(8回)施行し,有効な結果を得た.活動期のみならず,緩解初期にも効果があったが,激症型では短期間であった.

索引用語
潰瘍性大腸炎, Toxic megacolon, ステロイド動注療法

日消外会誌 15: 1790-1797, 1982

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