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第15巻 第12号 1982年12月 [目次] [全文 ( PDF 814KB)]
原著

消化器外科領域における冷凍自家血液の使用経験と今後の課題

塩貝 陽而, 橋本 敏和, 土増 聡, 岡 藤太郎, 角田 富士男, 中根 佳宏, 小玉 正智, 藤山 佳秀1), 北村 裕展1), 小山 茂樹1)

滋賀医科大学第1外科, 同 第2内科1)

 冷凍自家血輸血は冷凍血液と自家血輸血の利点を合わせ有し,長期保存が可能で理想に近い輸血である.しかし欧米に比べわが国においては,外科手術の輸血はほとんどが従来の他家保存血に頼っているのが現状である.
 われわれの施設で,主に消化器外科手術症例に冷凍自家血輸血が約1年間で計224例に実施され,その結果他家輸血ではしばしば認められる血清肝炎や尋麻疹・悪塞・発熱などのアレルギー症状その他の副作用は皆無で,良好な結果が得られた.しかし冷凍・解凍.洗浄に伴う赤血球のロス・赤血球膜抵抗の減弱および割高な費用の問題など,いまだ改善すべき問題がある.しかし冷凍自家血輸血により『自分の手術は自分の血液で』行うことが可能となった.

索引用語
冷凍自家血液

日消外会誌 15: 1892-1900, 1982

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