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第16巻 第1号 1983年1月 [目次] [全文 ( PDF 631KB)]
原著

早期胃癌161例の臨床病理学的検討

大岩 俊夫, 杉町 圭蔵1), 桑野 博行1), 岩下 明徳2)

大岩外科胃腸科, 九州大学第2外科1), 同 第2病理2)

 近年,わが国においては,早期胃癌の診断技術は飛躍的に進歩,普及し,数多くの早期胃癌が発見されるようになってきた.また,色素撒布法の普及により,皺襞集中や消化性潰瘍を伴わない小さな癌が発見される機会が多くなってきた.そこで,1966年から1980年までの15年間に手術され,病理組織学的に充分検索のなされた早期胃癌161例について肉眼的分類,大きさ,胃多発癌の有無,組織学的分類,予後,癌が発見された検査方法などについて検討し,次のような結論をえた.
 (1)早期癌症例の中に2個以上の早期癌病巣を有しているものが13/161(8.1%)にみられた.(2)肉眼分類ではIIc型が42.5%と最も多く,ついでIIa+IIc,IIc+IIIの順であった.(3)組織型では高齢者になるにつれて,分化型腺癌が多くなり,若年者では未分化型癌が多かった.(4)早期胃癌発見のきっかけは,X線検査で73.2%は発見されているが,他のものは内視鏡と生検により初めて発見された.

索引用語
早期胃癌, 胃多発癌

日消外会誌 16: 1-7, 1983

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