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第16巻 第1号 1983年1月 [目次] [全文 ( PDF 468KB)]
原著

肝外閉塞性黄疸例にみられる術後急性潰瘍の問題点―特にその対策について―

亀山 仁一, 乾 秀, 宮川 英喜, 今野 喜郎, 成井 英夫, 佐藤 寿雄

東北大学第1外科

 血清総ビリルビン値が10 mg/dl以上の閉塞性黄疸例で,手術あるいはPTCD後に発生した術後急性潰瘍33例を対象として臨床上の問題点について検討し,以下の成績をえた.
 1)術後急性潰瘍は膵・胆道系の悪性疾患に多くみられ,胃酸分泌は必ずしも亢進していなかった.2)手術侵襲が大きければ発生しやすかったが,侵襲が極めて小さい場合にもみられた.3)肝機能障害のほかに急性腎不全,急性腹膜炎,肺合併症などを,しかも多数併発した場合に多くみられた.4)予後は極めて不良であった.以上の成績から,本症の対策としては予防あるいは早期予測が最も重要であり,本症の発生後は緊急内視鏡により早急に手術適応を決めるべきであると思われた.

索引用語
術後急性潰瘍, 閉塞性黄疸, 胃酸分泌, 幽門側胃切除術, (near)total gastrectomy

日消外会誌 16: 40-44, 1983

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