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第16巻 第1号 1983年1月 [目次] [全文 ( PDF 741KB)]
原著

大腸癌に対する制癌剤腸管内投与と術後長期投与併用に関する検討―制癌剤腫瘍内濃度,制癌剤感受性の面から―

副島 清治, 木村 芳雄, 川口 忠彦, 鯉江 久昭

弘前大学医学部第1外科

 大腸癌に対する補助療法として,術中腸管内癌化学療法と術後経口制癌剤外来長期投与併用の意義に関して,術中腸管内に投与された5-Fluorouracil(5-FU)の腫瘍内とり込み,大腸癌の5-FU,1-(2-Tetrahydrofuryl)-5-fluorouracil(FT207)に対する感受性の面から検討した.腸管内に投与された5-FUの大腸癌内へのとり込みは高濃度から極めて低濃度まで症例個々により差異を示したが,症例全般的に5-FUはよく腫瘍内へ到達した.また所属リンパ節へもよく到達し,局所再発防止に役立つ可能性を示した.大腸癌症例の多くが5-FU,FT207に高感受性を示し,腸管内として5-FU,術後経口制癌剤長期投与としてのFT207の選択は有効性が期待された.腸管内5-FU投与例は局所再発例少なく,術後FT207併用例はよい遠隔成績を示した.

索引用語
大腸癌, 腸管内癌化学療法, 経口制癌剤長期投与法, 制癌剤腫瘍内濃度, 制癌剤感受性

日消外会誌 16: 80-86, 1983

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