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第16巻 第5号 1983年5月 [目次] [全文 ( PDF 994KB)]
原著

胃癌手術後10年以降の再発と異時性多発胃癌

三輪 晃一, 中川原 儀三, 沢 敏治1), 松葉 明1), 松木 伸夫1), 米村 豊1), 松本 俊彦1), 石黒 信彦1), 野口 昌邦1), 高島 茂樹1), 広野 禎介1), 高松 脩1), 宮崎 逸夫1)

福井医科大学第1外科, 金沢大学医学部第2外科1)

 胃癌手術後10年以降にみられた胃癌8症例に検討を加えた.切除胃癌占居部位は胃下部または中部で,術式は全例幽門側胃部分切除R1であった.10年以降の胃癌8例のうち3例は切除胃癌の再発,5例は異時性多発胃癌と考えられた.再発3例の手術時年齢は20~30歳代の若年で,切除胃癌の肉限型はIIcあるいはその進行型,組織型は未分化型であった.再発形式は2例が断端再発,1例が局所再発で,再発までの期間は10~11年であった.異時性多発胃癌5例の残胃の癌は,肉眼型は浸潤型4例,限局型1例,組織型は未分化型3例,分化型2例で,切除胃癌と異なる組織型はなかった.また残胃の癌診断までの期間は12~23年であった.

索引用語
胃癌晩期再発, 胃切除後胃癌, 胃癌断端再発, 異時性多発胃癌, 若年者胃癌

日消外会誌 16: 825-834, 1983

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