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第16巻 第5号 1983年5月 [目次] [全文 ( PDF 1166KB)]
原著

腎障害時における胃粘膜変化に関する実験的研究

山本 誠己

和歌山県立医科大学消化器外科(指導:勝見正治教授)

 近年慢性腎不全患者において多量の消化管出血を伴う急性胃十二指腸病変が増加している.本研究は実験的腎障害時における胃粘膜病変の観察とその予防を目的とした.腎障害時には表在上皮細胞の変性,脱落,粘液顆粒の減少がみられ粘膜防御因子の低下がある.主細胞内に多量のペプシノーゲン顆粒の蓄積がみられ,ストレス負荷後にはこれが消失することから,一過性ペプシン分泌による攻撃因子の増強が考えられた.prostaglandin E2を投与すると表在上皮細胞の粘液顆粒の充満と分泌がみられ,又ストレス後のペプシノーゲン顆粒の放出が抑制され,その結果腎障害時にみられる胃粘膜病変発生の減少がみられた.

索引用語
uremic ulcer, prostaglandin E2, 腎不全, stress ulcer

日消外会誌 16: 858-868, 1983

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