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第16巻 第5号 1983年5月 [目次] [全文 ( PDF 556KB)]
原著

胃癌切除後胆石症について

杉山 譲, 小沢 正則, 華表 克次, 唐牛 忍, 三上 泰徳, 遠山 茂, 福真 秀美, 今 充, 小野 慶一

弘前大学第2外科

 胃癌切除後胆石症の発生頻度および臨床像を知るため胃癌切除患者148例に胆道の超音波検査を施行,なんらかの異常をみとめたものには全例点滴静注胆嚢造影を追加した.その結果,本症の発生頻度は148例中19例,12.8%と対照に用いた胃癌併存胆石症より有意に高かった.また併存胆石症では女性が有意に多いのにくらべ本症に性別差はなく,手術の影響の大きいことが示唆された.胆石所在部位は全例胆嚢内,発見までの期間は3年以内が10例で,胆石の生成は比較的早いものと思われた.術後胆嚢映像は有意に拡張したが,収縮能に差はみられなかった.19例中12例に術後の,2例に術前よりの肝機能障害をみとめ,これによる胆汁組成の変化,ひいては胆石生成への影響も考えられた.

索引用語
胃癌切除後胆石症, 迷走神経切断後胆石症, 胃癌併存胆石症, 胆嚢機能, 胆汁組成

日消外会誌 16: 879-884, 1983

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