有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第16巻 第9号 1983年9月 [目次] [全文 ( PDF 937KB)]
原著

カプセル法食道擦過細胞診の改良工夫と食道癌診断能の検討

李 思元

杏林大学医学部第2外科(指導:鍋谷欣市教授)

 食道癌の診断にカプセル法食道擦過細胞診を用いてきたが,器具は改良の結果エバーライトスコットHRY 06からなる25 mm 3号刷子が適当である.本法の細胞採取能および食道癌のX線型別成績について検討した.25 mm 3号刷子では10万個を越える食道扁平上皮細胞が採取できる.これは,径2 cmの食道癌を想定した場合,1,740個の癌細胞が採取できる計算になり,小さい癌に対しても高い診断能が期待できる.
 当教室患者371名に本法を施行したが,合併症は認めない.食道癌100例の成績は陽性75例(75.0%),疑陽性19例で,陽性と疑陽性を合せた診断率は94.0%である.X線型別成績ではラセン型,ロート型よりも表在型,腫瘤型,鋸歯型の食道癌に高い陽性率を示した.早期食道癌10例では8例(80.0%)が陽性であった.

索引用語
カプセル法食道擦過細胞診, 食道癌の診断, 早期食道癌

日消外会誌 16: 1606-1614, 1983

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会