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第16巻 第9号 1983年9月 [目次] [全文 ( PDF 480KB)]
原著

胃癌穿孔手術例の検討

戸田 耕太郎, 広瀬 周平, 片岡 和男, 北村 元男, 筒井 信正, 木村 秀幸, 間野 清志

岡山済生会総合病院外科

 1953年から1980年までの28年間に当院外科で施行された胃癌手術総数は2,521例で,穿孔例は34例,1.3%である.胃癌穿孔の臨床病理学的特徴は50歳以上の男性に多く,癌腫の主たる占拠部位はM,前壁に最も多い.組織学的進行程度は自験例では非穿孔例と比較して,有意差はない.癌型の肉眼分類では3型,浸潤型が多い.胃癌穿孔34例中切除例は30例,88.2%である.胃癌穿孔例の累積5年存率は治癒切除例で58.9%,非治癒切除例で8.3%であり,又,stage別ではstage Iで50.0%,IIで80.0%,IIIで40.0%,IVで18.2%であり,非穿孔例とほぼ同等の成績であった.よって状態が許せば可能な限り積極的に胃切除がおこなわれるべきである.

索引用語
胃癌穿孔

日消外会誌 16: 1645-1649, 1983

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