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第16巻 第9号 1983年9月 [目次] [全文 ( PDF 366KB)]
原著

肝切除後の予後指標としての残存肝ICG indexの意義

松股 孝, 古田 斗志也, 竹中 賢治, 兼松 隆之, 杉町 圭蔵, 井口 潔

九州大学医学部第2外科

 肝切除後の術中インドシアニングリーン(ICG)値に対する術後3日目のICG値の比を残存肝ICG index(術後3日目のICG値/術中ICG値)として,この値と術後経過の関連性を検討した.
 その結果,残存肝ICG index 0.8未満では13例中11例(85%)が術後経過順調であり,早期死亡症例もなかったが,index 0.8以上のものでは28例中22例(79%)は何らかの合併症を起し,10例は早期に死亡した.
 以上より,肝切除の術後経過を早期から適確に把握する方法がない現在,残存肝ICG indexは,肝切除後の予後を早期に予知しうる指標の1つとなりうると思われた.

索引用語
肝切除, 肝切除後合併症, 残存肝ICG index

日消外会誌 16: 1674-1677, 1983

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