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第16巻 第9号 1983年9月 [目次] [全文 ( PDF 474KB)]
原著

胆嚢癌に対する診断率の検討―とくに上部胆管狭窄を伴う胆嚢癌症例について―

川浦 幸光, 平野 誠, 中島 久幸, 村上 和伸, 羽柴 厚, 岩 喬

金沢大学第1外科

 上部胆管狭窄を伴う胆嚢癌32例を中心に,各種検査法における診断能について検討し,次の結論を得た.(1)質的診断にはPTC,ERCP,または血管造影が有効で,診断率は81%であった.(2)結石保有例は胆嚢炎,胆石症と診断された.(3)肝内直接浸潤の診断率はUSで34%,CTで75%であった.(4)US,CTによる腫瘍エコーの描出率は低く,それぞれ12.5%,37.5%であった.(5)胆管浸潤の診断率は87.5%であった.(6)門脈浸潤は血管造影にて81%の診断率であった.(7)リンパ節腫脹の描出は困難であった.(8)胆汁細胞診陽性率は18%と低かった.
 各種検査法を駆使し,慢性胆嚢炎との鑑別,結石保有の胆嚢癌の診断,早期胆嚢癌の発見に努めるべきである.

索引用語
上部胆管狭窄, 門脈浸潤, 肝内直接浸潤, 胆嚢癌診断率

日消外会誌 16: 1694-1698, 1983

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