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第16巻 第10号 1983年10月 [目次] [全文 ( PDF 603KB)]
原著

教室における幽門近傍胃潰瘍症例の検討

土屋 誉, 亀山 仁一, 佐々木 巌, 今村 幹雄, 宮川 英喜, 今野 喜郎, 内藤 広郎, 成井 英夫, 加藤 三博

東北大学第1外科(主任:佐藤寿雄教授)

 過去21年間に教室で経験した幽門近傍胃潰瘍は13例(男11例,女2例,平均年齢48歳)で,同時期に手術を施行した消化性潰瘍症例中の1.7%であった.術前の胃液検査では,十二抗腸潰瘍および胃・十二指腸潰瘍と同様に胃酸分泌の亢進がみられた.併存する潰瘍の有無をみると,幽門近傍胃潰瘍のほかに他部位の胃潰瘍または十二抗腸潰瘍を併存した症例は8例と全体の61.5%を占め,幽門近傍胃潰瘍単独例は5例(38.5%)にすぎなかった.手術術式は胃酸分泌動態の検討から十二指腸潰瘍に準じ,胃迷走神経切離術が適応となり,他部位の胃潰瘍が併存した症例および胃酸分泌の亢進している症例では幽門洞切除術の付加が必要であると考えられた.

索引用語
幽門近傍胃潰瘍, 胃酸分泌, 迷切兼幽門洞切除術, 迷切兼幽門形成術

日消外会誌 16: 1747-1752, 1983

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