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第16巻 第11号 1983年11月 [目次] [全文 ( PDF 726KB)]
原著

教室における食道静脈瘤直達手術症例の検討―とくに術後新鮮凍結血漿大量投与を中心に―

中村 亮, 長崎 雄二, 橋口 文智, 後藤 雅彦, 安藤 博, 中村 浩一

東京慈恵会医科大学第3分院外科

 過去8年10カ月の間に食道静脈瘤に対し直達手術を行った44例をretro spectiveに術後新鮮凍結血漿大量投与を行ったI群10例,および新鮮凍結血漿を投与しなかったII群34例に分け術後合併症の発生について比較し,同時に血清アルブミン,コリンエステラーゼの変動にも注目し検討を加えた.術後合併症はI群で腹水1例(10.0%),呼吸器障害2例(20.0%),縫合不全1例(10.0%),II群では腹水11例(32.4%),呼吸器障害15例(44.1%),縫合不全7例(20.6%)であった.血清アルブミン,コリンエステラーゼはI群で全例術後1~21日,平均7日以内に正常値を回復したがII群では前者は18例(52.9%)が平均26日,後者は9例(26.5%)が平均35日で正常値に回復したにすぎなかった.

索引用語
新鮮凍結血漿, 食道静脈瘤直達手術, 血清アルブミン, 血清コリンエステラーゼ

日消外会誌 16: 1897-1903, 1983

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