有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第16巻 第11号 1983年11月 [目次] [全文 ( PDF 819KB)]
原著

総胆管結紮ラットに発生する拘束ストレス胃潰瘍:胃嚢内に注入した試験液の電解質の変動について

大橋 広文, 日野 輝夫, 伊藤 善朗, 土屋 十次, 野々村 修, 林 幸貴, 坂田 一記

岐阜大学医学部第2外科

 閉塞性黄疸ラットを使用して,拘束ストレス下に,1)胃嚢内に試験液を注入,各電解質のnet fluxを測定,2)水素ガスクリアランス法により胃粘膜血流量を測定,閉塞性黄疸にともなうストレス潰瘍発生の機序を検討した.閉塞性黄疸は各電解質のnet fluxに影響を与えなかった.cimetidineはHの分泌に大きな影響を与えるが,他の電解質分泌には小さな影響しか与えなかった.拘束ストレス下で,胃酸分泌能が維持される一方,胃粘膜血流量が低下することが,酸性液注入時発生する潰瘍の発生機序と考えられた.各電解質のnet fluxの結果を解釈し,何らかの法則性をみいだそうとする場合,neutralization-dilutionとdiffusionの両方の機序が働いていると考えると好都合であった.

索引用語
ストレス胃潰瘍, 総胆管結紮, net flux, 胃粘膜血流量, cimetidine

日消外会誌 16: 1910-1917, 1983

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会