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第16巻 第11号 1983年11月 [目次] [全文 ( PDF 995KB)]
原著

肝癌の超音波診断に関する実験的研究

稲吉 厚

熊本大学第1外科(指導:宮内好正教授)

 四塩化炭素による硬変肝家兎9羽と非硬変肝家兎12羽の計21羽に移植したVX2肝癌のエコー像を検討した.四塩化炭素硬変肝家兎の肝エコー像を四塩化炭素投与前と比較すると,硬変肝では肝の腫脹および肝内部エコーレベルの上昇が認められ,肝硬変の高度なものに特徴的であった.四塩化炭素による硬変例および非硬変例ともVX2肝癌のエコーパターンは,腫瘤の増大とともに低エコー型から混合型や正エコー型または高エコー型に変化した.四塩化炭素による硬変群および非硬変群とも,腫瘤内非融解壊死部はechogenic area,非壊死部はhypoechoic areaとして検出された.腫瘤内線維化は腫瘤のエコーパターンの形成に関与は少ないと考えられた.

索引用語
肝癌の超音波診断, 四塩化炭素硬変肝, VX2癌細胞移植肝癌

日消外会誌 16: 1925-1934, 1983

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