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第16巻 第11号 1983年11月 [目次] [全文 ( PDF 805KB)]
原著

肝血流からみた肝切除前後の病態

三村 久, 津村 真, 戸田 佐登志, 高倉 範尚, 柏野 博正, 笹岡 和雄, 折田 薫三, 玉井 豊理1)

岡山大学医学部第1外科, 香川医科大学放射線科1)

 肝切除後の肝機能を左右する重要な因子は残存肝実質の血流量であるとの観点から,著者らの考案した198Auコロイド法による肝血流指数(KLAu)を肝切除前後において測定した.
 肝切除後にはKLAuは切除量に比例して減少し,残存肝KLAuの予測値と実測値とは相関係数0.9で相関した.残存肝KLAuを予測して切除線を決定することにより,術後肝不全の発生を防止することができた.198Auコロイド法とH2クリアランス法による測定値はイヌの肝切除実験で臨床と類似の変化を示した.ラットの網内系抑制および賦活実験でKLAuは変化しなかった.KLAuは肝シヌソイドの血流を示す示標と考えられた.

索引用語
肝血流, 198Auコロイド法, H2クリアランス法, 肝切除, 網内系機能

日消外会誌 16: 1935-1943, 1983

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