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第16巻 第11号 1983年11月 [目次] [全文 ( PDF 467KB)]
原著

消化管手術例におけるインシュリン併用TPNの検討

水間 公一, 島津 雄一, 宇野 賢, 古家 隆司, 戸塚 守夫, 早坂 滉

札幌医科大学第1外科

 最近3年間における教室のインシュリン併用TPN症例を集計・検討した.インシュリン併用TPN症例のうち高齢者の占める割合が高く,加齢に伴う耐糖能の低下が一因であると思われた.レギュラーインシュリン点滴注入が多く行われたが,症例によっては分割皮下注,中間型インシュリンの併用が有効な場合もあった.検索症例とくに糖尿病型症例ではTPNの投与カロリーは少ない傾向にあり,この点充分なインシュリン投与による高カロリー投与に留意しなければならないと考えられた.糖尿病型症例では併用インシュリンの量・期間ともに他群に比べて多く血糖管理に細心の注意が必要であると思われ,合併症の点からも発熱の頻度が多く充分な経過観察などが必要であろう.しかし,また重症な代謝性合併症は経験しておらず,耐糖能の低下があってもインシュリン併用によってTPNは安全に施行できることも指摘した.

索引用語
高カロリー輸液, インシュリン

日消外会誌 16: 1986-1990, 1983

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