有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第16巻 第12号 1983年12月 [目次] [全文 ( PDF 715KB)]
原著

胃癌と大腸癌の癌細胞分裂能に関する研究―とくに両癌腫の癌細胞分裂能の相違について―

多淵 芳樹, 南 正樹, 中村 毅, 大山 正, 滝口 安彦, 斉藤 洋一

神戸大学医学部第1外科

 胃癌35例と大腸癌25例を対象として,細胞分裂阻止法stathmokinetic methodにより両癌腫の癌細胞分裂能(癌細胞分裂指数・癌細胞分裂指数比ならびに癌細胞産生率)を測定して対比するとともに,種々の臨床病理学的所見との関連性を検討した.
 癌細胞分裂能は癌径・深達度・stage・組織型など癌腫の状態で変化してことを示すと同時にcell kinecticsからみて両癌腫は癌腫として共通の現象が存在しているが,胃癌は大腸癌よりも2.1~3.6(平均2.9)倍高い癌細胞分裂能を有していることを示した.この胃癌と大腸癌の癌細胞分裂能の差が両癌腫の悪性度や発育速度の差に関与している可能性について,文献的に考察を加えた.

索引用語
胃癌, 大腸癌, 癌細胞分裂能, 癌細胞産生率, 悪性度

日消外会誌 16: 2060-2066, 1983

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会